こんにちは、魔女のLilithです^^
今日は、静かな夜にそっと語りたくなるような、とっておきのお話をいたしましょう。
貴方のイメージの中で、ひと粒の種を、そっと手のひらに載せてみてください。
それが何の種なのかは、すぐにはわかりません。花?果実?それとも、未来に大木となる木の種でしょうか?
でも、大切なのは「その種にはすでに、すべての設計図が詰まっている」ということなんです。
咲く花の色も、枝葉の広がり方も、その種の中にはちゃんと最初から秘められています。
人も同じ。
生まれ持った気質や感性、得意なことや惹かれる方向性。
それはまるで、自分という種の「設計図」なのだと思うのです。
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けれど、どんなに美しい設計図を持った種でも
岩山に落ちてしまえば、風に耐え、雨に打たれ、ねじれるようにして生きることになります。
反対に、栄養豊かな土に落ちれば、同じ種でものびやかに枝葉を伸ばし、堂々たる姿を見せるでしょう。
そう、生まれ持った本質の美しさは、環境との相性でずいぶんと変わるのです。
それは弱さではなく、とても繊細で豊かな「反応力」でもあると、私は思います。
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もし今、あなたが「うまく育っていない」と感じているなら
それはあなたが「悪い種」だからではありません。
ただ、今いる場所や人間関係、考え方の中に、あなたの本質と調和していないものがあるだけ。
たとえば、静かに考える力を持つ人が、騒がしさに囲まれていたら疲れてしまいますし、
人と分かち合いたい心を持つ人が、孤独に耐えてばかりでは枯れてしまいますよね。
花は花の、木は木の、実をつける野菜は野菜の、それぞれの美しさがあります。
そして、岩山に落ちた種だからこそ得られる強さもあります。
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魔女である私は、こうした“本質”を見る目を、日々磨いています。
人の心に宿る火のような情熱も、土のような安定感も、風のような柔軟さも、すべてがかけがえのない美しさです。
今のあなたがどんな姿であっても、
その奥には確かに「本来の美しさ」が宿っていると、私は信じています。
その美しさがどうか、日々の暮らしの中で光を浴び、根を伸ばせるように
魔女として、ささやかな祈りと、魔法のような言葉をお届けしたいのです。
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自分自身の「種」としての本質を、大切に抱きしめてくださいね。
それが誰かと違っていても、正解がなくても、あなたらしい輝きが、きっと誰かの心にも届いていきます。
美しさは、比べるものではなく、咲かせるものですし、大木にならないから、美しいバラにはなれないからといってがっかりする必要はありません。
あなたという種は、どんな存在になりたかったのか?それが全てです。
あなたの種をより伸ばしたいなら、あるいは幸せにしたいなら。環境や行動、あるいは心の持ち方を変えることも必要かもしれませんね。心の声を聴いて、準備し、タイミングが来たらそれに従うことの繰り返しが、あなたの種に今、必要な栄養を送るでしょう。
あなたの中の魔法が、そっと目を覚ましますように。
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