皆さま、このたびはサバト「Samhain」にご参加いただき、深い祈りと思いを共にしてくださったことに心から感謝申し上げます。秋が終わりを迎え、自然が静かに冬へ移るこの時期、霊と物質の境が薄らぎ、過去と未来がそっと交差する瞬間に、皆さまの存在が一つの光となりました。今回のお申し込みは10名でした。たくさんの方の祈りに関われて光栄です＾＾
Samhainは死と再生を象徴する祭りとされ、古くより過ぎ去った魂と交わり、新しい季節への準備を整える神聖な時間と考えられてきました。この夜、私たちは過去の出来事や痛みに向き合い、それを鎮めるために祈りを捧げます。同時に、明日への種を静かに蒔くときでもあります。
今回の儀式でお伝えしたかったのは、生まれ変わりの真の意味です。多くの伝統では、生まれ変わりは魂の循環や新しい人生の始まりと語られます。しかし、私が感じる生まれ変わりとは、他でもなく「自分自身を赦すこと」、そして「これからの自分の自由を許すこと」に他なりません。人はつい、過去の失敗や後悔にとらわれ、心に堆積した思いに重石を感じてしまいます。けれども、その重さを抱え続けていては、いかに神聖な夜であっても、一歩を踏み出す力が鈍ってしまいます。
赦しは他人に対してだけでなく、まず自分へ向けるものです。自分が過去に選んだ道も、その時の感情も、今のあなたを形づくる大切な一部。過ちや迷いをなかったことにするのではなく、理解し受け止めることが赦しへの第一歩です。そして、心に刻まれたそれらを愛おしみ、今ここにいる自分を認めることが大きな解放となります。
自由を許すとは、自分に新しい可能性を与えることです。
これまでの経験によって築かれた枠組みに気付き、それを守るだけでなく、自らが望む未来へ向けて歩むことを選び直すという勇気です。Samhainの闇は、私たちが内面の奥深くを見つめ直し、不要なものを手放し、必要なものを抱きしめるための時間を提供してくれます。
今回の祈りの中で皆さまが見つめた過去や、今の願望やお悩みは、決して重荷ではなく成長の糧となります。そして、あなたが赦しに向けて踏み出した一歩は、これからの人生の中で深い安らぎと自由へと結びついていくでしょう。私たちは自身の内側に無限の可能性と光を宿しており、それは誰かに取り上げられるものではなく、自らの選択で開かれるものです。願いを叶えることを赦しましょう。
希望を持ち続けるには、時に支えが必要です。あなたが選び取る道の途中で迷いが生じても、それは自然な流れです。心が揺れたときは、今回のサバトの夜を思い出してください。暗闇に灯された小さな炎、耳をすませば聞こえた祖先や自然のささやき。その記憶が、あなたの胸に静かに寄り添い、再び立ち上がる力になるはずです。
皆さま一人一人が、自由と赦しの象徴であり、未来を育む源です。この夜、あなたが見つめた内なる風景は、必ずや光の道へとつながっていきます。心の光を大切に守り続けてください。そして、これからも一緒に学びと気づきを分かち合いながら、互いに支え合い、愛と信頼を育んでいきましょう。
改めて、参加してくださったことへの感謝と、皆さまのこれからの旅路に祝福を贈ります。あなたの心に宿る光が、常に温かな導きとなりますように。
本日、遅くても明日中には、お祈りや計画など今回の願望についてじっくり向き合う時間をお過ごしくださいね。
かぼちゃなど秋の恵みをいただいても良いかと思います♡
（今後、マジカルクッキングのお話も入れていきたいな～）
お時間がおありの方は、こちらの記事も併せてご覧くださいませ＾＾
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