こんにちは、魔女のLilithです*^^*
今日は秋分の日にあたるサバト「Mabon(メイボン)」について、少しお話ししたいと思います。
秋分のサバト「Mabon」って?
Mabon(メイボン)は、昼と夜の長さが同じになる秋分の日に祝う、季節の節目のお祭りです。
自然のバランスが最も美しく現れるこのとき、私たち魔女は「第二の収穫祭」として、夏の恵みに感謝しながら、これから訪れる静かな冬に備える準備をします。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、海外の魔女たちやペイガンの間ではとても大切にされている時期なんですよ。
テーマは「感謝」「バランス」「手放し」。年に8回あるサバトの中でも、特に心を整えるのにぴったりのタイミングです。
ちなみに私は、毎年この日になると弟子の魔女たちと集まり、惑星の力を使った魔術を行っています。
今年はあと1名だけ、参加受付中です^^
Mabonの名前って、どこから来たの?
ちょっと意外かもしれませんが、「Mabon」という名前そのものは古代から伝わってきたものではありません。
1970年代にウィッカを実践していたAidan Kellyという方が広めた名称なんです。
語源になったのは、ウェールズの神話に登場する「Mabon ap Modron」という存在。
彼は「母なる存在の子ども」であり、若さと再生の象徴とも言われています。
つまり、Mabonは古代の収穫祭をルーツにしながら、現代の魔女たちが新たに命を吹き込んだお祭りなんです。
Mabonを感じる象徴たち
この季節ならではのシンボルも、Mabonの世界観を豊かに彩ってくれます。
よく登場するテーマやアイテムたち:
- りんご、ぶどう、かぼちゃ、穀物、根菜など秋の収穫物
- ナッツやドングリ、落ち葉などの自然の贈り物
- コルヌコピア(豊穣の角)や秋色(赤・金・茶・オレンジ)の装飾
この時期に森を歩くと、まるで「自然そのものが祭壇」のように感じることもありますね^^
魔女流・Mabonの過ごし方
せっかくの節目なので、日常の中にちょっとした魔法を取り入れてみてはいかがでしょう?
1. 秋の味覚で祝う
りんごのパイや焼きかぼちゃ、ぶどうのワインなど、季節の恵みを食卓に。
一人でも、誰かとでも、ゆったりと味わう時間はきっと魔法のようです。
2. 秋の祭壇をつくる
落ち葉や木の実、ろうそくを飾って秋色のミニ祭壇を。
お気に入りのアイテムを並べて、自分だけの神聖な空間をつくってみてください。
3. 感謝のリストを書く
今年あった小さな「ありがとう」を、紙に書いて声に出すのもおすすめ。
心がすっと軽くなる瞬間です。
4. 手放しの儀式
そろそろ手放したい考えや習慣があるなら、それも紙に書いて火で浄化してみましょう。
新しい季節を、より軽やかに迎えられます。
5. 自分の中のバランスを見つめる
昼と夜が同じ時間だからこそ、自分の心と身体のバランスにも目を向けてみて。
静かに目を閉じる時間は、とても贅沢です。
Mabonって、いまの私たちにとって何だろう?
Mabonは、ただの古い行事ではありません。
むしろ今のような忙しい時代だからこそ、「自然と調和しながら生きる」ことを思い出させてくれる、とても大切な節目だと思うのです。
心の奥にある魔法をもう一度感じる。
そんなきっかけに、今年の秋分がなれたらうれしいなと思っています^^
まとめ
Mabon(メイボン)は、
・自然に感謝する日
・バランスを見つめる日
・何かを手放す日
そして、
あなた自身の魔法にそっと気づく、やさしいタイミングでもあります。
どうか、今年の秋分は少しだけ意識して過ごしてみてください。
日常の中にも、小さな魔法はちゃんと息づいていますから^^
あなたの中の魔法が、そっと目を覚ましますように。
Across one's Fortueをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。