
今月はおうし座の満月
秋の深まりとともに、夜の空気がひんやりと透明になります。11月5日の夜、空に輝く牡牛座の満月は、まるで大地の鼓動を映すように静かでありながら確かな力を放ちます。今年の牡牛座の満月は、私たちに「手の届く幸せを抱きしめること」を促しているようです。夢を追うことよりも、今ここにある温かさ──日々の安らぎ、美味しい食事、香り、触れ合い。そうした小さな現実の豊かさこそが、真の魔法であると月は語りかけています。
牡牛座は地の星座で、五感や安定、美を司ります。この満月のエネルギーは「形にする」ことに長け、心の中に芽生えた願いを現実へと落とし込む手助けをしてくれるでしょう。自分を慈しむこと、家を整えること、身体を癒やすこと──それらは日常に根ざした祈りであり、魔術的な行為でもあります。感謝を胸に過ごせば「もう必要のないもの」を静かに手放し、新たな充足を受け取ることができます。焦りや不安が静まり、心と身体が調和する特別な夜になるはずです。
満月の儀式に必要なのは、難しい道具ではなく「感覚を取り戻す時間」です。月光の下で白いキャンドルを灯し、ローズやタイム、バニラ、サンダルウッドのような香り豊かなハーブをひとつ選んでみましょう。これらは牡牛座にゆかりのある香りで、心を鎮め、現実への感謝を高めてくれます。
何か、心落ち着くハーブティーを淹れながら湯気に映る自分の影を見つめ、「今何を抱えて、何を手放したいのか」を問いかけます。答えは言葉にせず、香りとともに流し、満月の光を浴びた水を小瓶に取り、翌朝それを花や土に注ぎます。手放したものを大地へ還す象徴的な行為です。
道具はあくまで意図を助けるものであり、あなたの心が本当の魔法の源です。満月の儀式に使えるお香やマジカルオイル(ムーン)やキャンドルは「Crescent Mirror」で手に入りますし、より個人的な願いを込めたいならこちらからオリジナルオーダーのご相談を受けることもできます。
大切なのは何よりも、あなたの内なる静けさに耳を傾けること。牡牛座の満月は、私たちに立ち止まる勇気を与え、身体と魂を休める時間をくれます。この夜、香りと光に包まれながら、あなた自身の中にある豊かさを見つめてください。それは誰かから与えられるものではなく、あなたの中から静かに満ちていく光なのです^^
それでは今回はこの辺で。
Blessed be.
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